バートン マルキール
ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理
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人気ランキング : 47609位
定価 : ¥ 2,415
販売元 : 日本経済新聞社
発売日 : 2004-04 |
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古典的な学者のたわごと |
ランダムウォーク理論は明らかに誤りです。
適応する解析手段が古めかしく間違っているので結論が正しくないのは当然です。
しかも「だからインデックスに投資するかバイアンドホールドが正しい」とは
何おかいわんや、自己矛盾と言うものです。ランダムなものに長期投資したら
リターンの期待値はゼロなはず。
(「だからマーケットに投資しないのが正しい」とでも言うのならまだ一貫性がありますが、その場合は前提も結論も誤りです。)
マーケットは常に100%効率的と言うわけではではないし価格変動はランダムでもありません。
ポジティブ・ネガティブなフィードバック機構をともに内在する決定論的カオス
それがマーケットの真の姿なのでしょう。
ただし初期条件を無限の精度で求めることもアトラクタ構造を決定することも極めて困難なため、クオンツではない一般投資家に採れる手段は限られます。
追記:もしランダムウォーク理論の誤りを信じられないなら、ジャック・シュワッガーの「マーケットの魔術師」三部作をお薦めします。
プロでもインデックスを上回ることは出来ない、という説に対する豊富な反例を見ることができるでしょう。
また、バイアンドホールドを支持するなら是非今ランダムに選んだ株式を購入してみてください。
プロたちは空売りによって下落相場でもインデックスを上回る成績を上げますが、持ち合いまたは下落相場でバイアンドホールドを取ることは自殺行為です。
バイアンドホールドが有効なのは相場が上昇期にある局面に限られます。
市場間分析・ファンダメンタル分析・テクニカル分析いずれの結果も今後10年間株式市場の寂しい状態を予言しています。
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忙しい人はコレでしょう |
多くのプロのファンドマネージャーはインデックスファンドのバイアンドホールドに勝てていないことを科学的に論証しています。
短期売買は手数料、キャピタルゲインへの課税、将来の株価は決して予測できないことなどからバイアンドホールドに勝てないとのことです。
(テクニカル派は筆者にとってバカにする対象であり、一章をさいて痛快にやっつけています。)
やはり疑問に残るのは、バフェット流投資vsインデックスファンド投資ではどちらに軍配があがるかということで、本書ではここにはほぼ触れておらず、
バフェットの神業への説明は放棄されています。
一般投資家にとってインデックスファンドのバイアンドホールド戦略は有効であるばかりでなく、時間と労力も最小限ですみます。
銘柄発掘に使う時間を他の人生の目的に使いたければ、最も合理的な株式運用方法でしょう。
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投資のリスクの仕組みや意外と無視できないコスト |
内容は、巷に多いアレ系の書籍らとは一線を画し、
表題通り教科書に近いものです。
平たく言えば、著者は、市場の予測不可能性とあらゆる情報を瞬時に株価に織り込んでいく効率性から、株価を予測しようとするアナリストや長期的に市場平均以下の運用結果でしかない多くのファンドマネージャーを非難し、幅広い銘柄に投資され市場の値動きと連動するインデックス・ファンドを購入し長期間保有する方法が長期的には手堅くリターンを得られると説いています。
投資のリスクの仕組みや意外と無視できないコストについて知識と視点が得られるという意味で、非常に面白かったです。
株式を運用すること自体にやりがいを感じたり、そこへの知識を深めたいと思わないのなら、インデックス・ファンドに走った方がいいのかなというのが率直な感想。何か最近の若い人の間では、株に手を出すこと自体がステータスのような感もあることにやや懐疑的であるだけに、この本からはよい視点をいただきました。
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投資を始めるなら、まずはこの一冊を読んでほしい |
著者は株式投資における二大投資法である、企業業績を分析するファンダメンタル分析と、チャートによる分析をするテクニカル分析を取上げどちらの手法が正しいかを解説する。
著者はファンダメンタル分析の信奉者であり、企業業績を株価に換算した”真の株価”を導き出し、その値よりも市場での評価が低ければ、株価はいずれ”真の株価”まで上昇する。逆に高ければ、いずれ”真の株価”にまで下がると説く。
また、プロに比べ情報量で劣る素人が投資で勝利するには成長株より割安株を選ぶべきとも説いている
。なぜなら、IT企業の様な成長株は既に成長性を織り込んだ割高な株価になっている場合が多く、期待通りの成長なら株価は上昇しない。しかも期待外れなら暴落する可能性すらあるからだ。
対して、割安株は市場の注目さえ集まれば”真の株価”にまで上昇する
からだという。
その他、分散投資の効果、長期投資の効果、ヘッジファンド、バブル相場の構造など投資に必要なエッセンスが全て含まれた一冊である。
最近巷に溢れているデイトレーダーや大学生達が書いた意味不明なテクニック本を読む前に、まずはこの本を読むことを薦める。
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株で資産を作るのに必要なのは・・・ |
大勝ちすることではなく、大負けしないことだろう。
過去、人間が懲りずに繰り返してきた数々のバブルの歴史を見ながら株式投資を考察していく本書は、そんな基本に立ち戻らせてくれる。
本書には、株で大儲けするための耳触りのいい話は書かれていないが、大負けを避けるための警鐘は至るところで鳴らされている。
今後、投資に疎い日本人も、否応なく個人で資産運用のリスクを負う時代になるだろう。そのときに騙されないためにも、ぜひ一読しておくべき一冊。